第2回 やまんばの森 里山体験レポート 2010年10月16日(土)おはようページ会員のみなさんとやまんばの森を元気にしてきました!
天気予報は朝から雨の予報でした。誰もが雨の中の体験を覚悟していた中、今回も道祖神“やまんばさん”が雨雲をどこかにやってくれたようです。 いざ、やまんばの森へ出発です!

やまんばの森到着

やまんばの森へ到着すると、やまんばの会のみなさんが笑顔で迎えて下さいました。 前日にもたっぷりと雨が降った森は、水分をたっぷり吸って草花もイキイキと輝いて、自然の香りが心地よく迎えてくれました。

一日の安全とお天気を祈念して、道祖神“やまんばさん”にお参りです。 ここだけの話ですが、この“やまんばさん”にお参りすると、とってもいいことがあるんです。(過去4回来た私の体験では、全てそのあとによいことが起こっています!)

里山散策

里山保全体験は体力勝負!しっかりストレッチからはじめます。
久しぶりのストレッチに、体が森に入る準備をはじめるようで、心がす~っと軽くなっていくようです。 この散策では、「人工林」と「雑木林」の違いや、手入れをした森としない森を肌で感じて頂きます。 みなさんにお配りした「里山のーと」を見ながら、みなさんの心で森を感じていただきました。

散策の途中で出会った大木は、表面にキノコがびっしりとつき、一見自然なように思えました。 しかし、実際は「カシノナガキクイムシ」が幼虫の餌として木の中でキノコを育てていると解説がされると、なんとも複雑な気分になりました。この虫は大木を狙う傾向があるようで、昔はこの被害にあう木は少なかったそうです。なぜ今こんな被害が出ているのか?ここで感じたことは、午後の学びの時間までそっと心の中にしまっていただきます。

お昼タイム

散策が終わるとお昼ごはんの時間です。やまんばの森のお昼といったら、手作り窯で焼き上げるパンやピザです。もちろん、生地も手作りでトッピングも自由!好きなだけ乗せる人、バランス良くのせる人、 トッピングの仕方でも個性があふれていました。みなさんでおいしくいただきました。

食事の後は今回から初めて挑戦したフォトスタンドづくりです。 写真立て以外のスタンドの素材となるのは全てやまんばの森から調達します。 大きな枝を組み合わせる人、どんぐりや松ぼっくり、すすきなどをアレンジする人。 みなさんの素敵な感性が冴えわたって、味のあるフォトスタンドがたくさん誕生しました。

里山保全活動

午後からはいよいよ里山保全活動の体験です。
各自、のこぎりを持ち、ヘルメットを装着して、実際に山に入って間伐をしていただきました。 込みすぎて森の中を真っ暗にしている「広葉樹」を間伐することで、森の地表に光を届けます。 光が十分に届いている森では、切り株からまた芽が出て新たな命がよみがえってきます。 直径10センチほどの生きている木は、のこぎりではなかなか伐ることができません。 慣れないのこぎりに力を込めて、みなさん懸命に間伐に励んで頂いた結果、空にはぽっかり明かりとりの窓ができました。

学びの時間

木を伐ることがよいのか悪いのか? きっと参加したみなさんの心の中にも葛藤があったと思います。
学びの時間ではそんなことをお互いに発表しました。 森の違いにより、人間の付き合い方を変えなければならないことを理解すると、自然にみなさんの発言に説得力が出てきました。

「カシノナガキクイムシ」は大きな木にしか卵をうみません。大きくなる前に燃料に使われたことで健康を保っていた里山の木々には、発生することがなかったのです。 そんな現実から、それぞれ自分に何ができるかを真剣に話していただけました。

学びを終えて、みなさんの顔にはこんなげんきいろの笑顔が宿りました。最初の集合写真と比較しても、終了後のお顔は輝いていますよね。

最後はやまんばの会のみなさんに拍手で送りだされてお別れです。 やまんばの会のみなさん、本当にありがとうございました!

  • 森についていろいろ教えていただき、自分自身でも考える機会になってよかったです。手入れされている森とされていない森の違いが子どもたちにもよく伝わったと思います。(40代女性)
  • 公園なども公共機関(国・県・市町村など)で作られますが手入れされている公園はほんと大きな公園だけだと思います。街中にある小さな公園は実際手入れをする予算が(国・県・市町村など)なく、ほったらかしになっている場所も少なくはないです。地域のボランティアの方で整備されている公園もありますが、子どもが遊べない場所も多いです。作るだけでなく(植えるだけでなく)手入れしないと、物は生きてこないと思います。でも手入れを続けていくことは難しく根気がいると思います。好きでないと続きません。やまんばの会の方が話されていたようになにか目的がないと続かないと本当に思います。
    私自身、何かしたいと思っても継続していく自身がなく、地域や環境などのボランティアに参加せずにいます。単発で参加できるものはいいのですが・・・中々できません。 これを機会にまた家族でも考えていきたいと思います。(40代女性)
  • 子供にもわかりやすい説明と “百聞は一見にしかず” ではないですが、実際に比較を見させていただいて、自然と人間の共生の必要性を身を持って感じさせていただきました。(40代女性)
  • 第3回里山体験にご参加いただきありがとうございました!
    前日の大雨、当日も雨予報の中始まった朝、テルテル坊主を連れて、必死に「晴れろ~」と念を込めながら移動した新幹線の中。米原についたときは曇り。参加のみなさんが全員がお揃いの頃はうっすら日が差してくるという奇跡!
    やまんばの森に来るときは、こんな自然の恵みというか、自然の大きな力に守られているような気持ちになるから不思議です。

    今回の体験を通じて思ったことを直接生活の中に取り入れるのは難しいかもしれません。 ただ、人が最初に手をつけてしまった里山だからこそ、継続的な手入れが必要なことを思うと、自分たちが出来ることとしては、むやみに自然に手をつけないというのも一つの選択肢なのかもれません。

    木も生き物も、その土地で生きているからこそ守られている生態系があります。 旅先などでつい何かを持ち帰ってしまう、なんてことも遠慮しなければと思う私です。

    自分には何もできないよね、と思う前に、何か自然のために出来ないかな?と思うきっかけを作っていただくべく、今後もこの里山保全体験は続けていきます。 また来年、お会いしましょう!
    やまんばの会のみなさん、今回もご協力ありがとうございました。 (ハウスウェルネスフーズ 丸山)
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